胃・大腸内視鏡センター

 2018年7月、多田羅内科クリニック「内視鏡部」は新たに「胃・大腸内視鏡センター」として生まれ変わりました!

 新診療棟を新築し、3Fが内視鏡センター専用フロア―となりました。ゆったりとした落ち着いた空間で安心して内視鏡検査をお受けできます。また内視鏡室も2ベッド体制にし、内視鏡医も新たに2名増員し、計3名になりました。今まで川田一人で内視鏡検査及び外来診療を行っていたため、検査枠がどうしても制限され検査に対応できない時もあり予約待ちでご迷惑をお掛けしていました。今後は日曜日を除けば毎日内視鏡検査のご要望にお応えできることとなりました。もちろんご希望の担当医師がございましたらご指名ご予約できます。女性内視鏡医(馬越美紀子医師)も加わりましたので、今まで恥ずかしさもあり大腸内視鏡検査を敬遠していた女性の方もお気軽にお問合せ下さい。

 また、スタッフも5年前の内視鏡部開設当社は内視鏡技師2名でスタートしましたが、機器洗浄専属スタッフも加え総勢8名(うち内視鏡技師3名)によるサポート体制を整えました。新たな環境、新たなメンバーも加わりましたが、今まで皆様にご評価して頂きました患者様の立場に立った誠実な医療を提供するという信念は変わりません。正確かつお体に負担の少ない楽な内視鏡検査、丁寧な診療をスタッフ一同心掛けています。何かお気づきの点がございましたら何なりとご指摘下さい。幾多もある医療施設の中で当院を選んでいただいた感謝の気持ちを持ち続けて日々の診療にあたっていきます。

胃・大腸内視鏡センター長  川田 幹浩

内視鏡実績

 2013年4月に川田医師が当クリニックに消化器内科として赴任し、同年7月に内視鏡部門を発足しました。この5年間で順調に内視鏡実績も増加し、2018年7月、胃・大腸内視鏡センターを設立しました。センター設立後1年経過し、下記表のごとく飛躍的に検査数は増加しています。
 また当クリニックは大腸腺腫(将来の発癌リスクにつながる良性腫瘍)の発見率が50%前後(2018年度52%)と高いレベルを維持しています。この腺腫発見率(ADR)は大腸内視鏡検査の質の指標とされており最低25%以上が望ましいとされています。2018年度は大腸総検査数の48%に当たる328件で内視鏡的治療(粘膜切除、ポリペクトミー)を行いました。
 更にがんが見つかる方も当然増加しており、2018年度は食道癌が1件、胃癌15件、十二指腸悪性リンパ腫1件、大腸癌は22件診断しています。ただ身体への負担が少ない内視鏡治療の対象となり、完全治癒が見込める早期の段階で発見されるケースが多く、2018年度では胃癌は87%、大腸癌は68%が早期癌でした。
 胃癌、大腸癌はいずれも早期では自覚症状が無いことが殆どですので定期的に検査を行う事が勧められます。

【内視鏡実績】

年度 胃内視鏡 大腸内視鏡 大腸ポリープ切除術
2013年度 478 188 55
2014年度 670 314 142
2015年度 892 386 175
2016年度 994 437 185
2017年度 986 433 182
2018年度 1790 686 328
2019年度 1941 739 342
2020年度 2066 843 412

 

内視鏡のご案内 -安心・安全な検査-

 内視鏡検査はしばしば辛くて痛い検査と思われています。当センターでは患者様の苦痛を軽減し、また安全に検査や処置を施行するため、様々な工夫をしています。大腸内視鏡検査においては、硬度可変式(腸の状態によってスコープの硬さを変える事のできる)で細い径の内視鏡(PCF-H290)を採用しました。また検査時に腸を膨らませるために送り込むガスは体内での吸収が早い炭酸ガス供給装置(OLYMPUS UCR)を使用し、検査後のお腹の張りが軽くなるようにしました。
 挿入手技的にも苦痛の少ない方法で行います。更にご希望の方には鎮静剤(ウトウトとなる薬)も使用して出来る限り楽に検査を受けて頂きます。また検査中は常に血圧や呼吸状態をモニターにて管理していますので安全です。当然のことですが、検査の度にガイドラインに沿った内視鏡機器の洗浄消毒をしますので清潔で気持ち良く安心して検査を受けられます。

担当医のご紹介

医学博士 川田 幹浩

取得資格
●日本内科学会認定医
●日本消化器病学会 認定専門医
●日本消化器内視鏡学会 認定専門医・指導医
●日本ヘリコバクター学会 認定医

 

【川田医師経歴】

年月 職歴
平成2年3月 大阪医科大学卒業
平成2年4月 岡山大学第一内科学(現消化器内科)教室 入局
平成2年10月 人工腎臓センター創和会重井病院 内科に赴任
平成4年10月 済生会今治病院 内科に赴任
平成6年10月 岡山大学第一内科学教室 帰局
平成7年 水野元夫先生(現広島市民病院特任主任部長)の元、
大腸癌に関する基礎研究を開始
平成11年4月 香川県済生会病院 内科に赴任
平成12年4月 香川県済生会病院 内視鏡部長に就任
平成16年4月 博士号取得
平成25年4月 医療法人福生会多田羅内科クリニックに赴任
平成27年12月 「医師が選んだ胃カメラの名医120名」に選出

 

常勤内視鏡医  馬越 美紀子
【所属学会等】
日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会

【馬越医師経歴】

年月 職歴
平成12年3月 高知医科大学 卒業
平成13年4月 岡山大学第一内科学(現消化器内科)教室 入局
平成13年10月 香川県立中央病院 内科赴任
平成15年7月 住友別子病院 内科赴任
平成17年12月 香川県済生会病院 内科 非常勤勤務
平成26年8月 キナシ大林病院 内科 非常勤勤務
平成30年7月 多田羅内科クリニック 赴任

内視鏡医の診察及び内視鏡施術表

川田・馬越医師の診察及び内視鏡は全て予約制となっております。
内視鏡をご希望の方は、先ず内視鏡医の診察を受診して下さい。診察日の予定が合わない方はご相談下さい。内視鏡の施術状況に応じて柔軟に対応致します。

【川田医師の診察及び内視鏡施術表】

川田医師 日・祝
午前 内視鏡 診察 内視鏡 診察 診察
内視鏡
午後 内視鏡 診察 内視鏡 内視鏡 内視鏡

 

【馬越医師の診察及び内視鏡施術表】

馬越医師 日・祝
午前 診察 内視鏡 内視鏡 診察 内視鏡
午後 内視鏡 内視鏡 内視鏡 診察

内視鏡機器

 内視鏡システムはオリンパス社製のEVIS LUCERA ELITEを採用しました。従来のハイビジョン画質を大幅に上回る高精細画像が実現し、さらに国内向け製品初となる2段階フォーカス切り替えの機能が搭載されています。
 がんなどの微細病変の早期発見に貢献する狭帯域光観察(NBI)も進化し、観察性能が一段と向上しています。

 当クリニックで導入した内視鏡システムの詳しい製品情報はメーカーのHPでご確認頂けます。

ピロリ除菌に対応

 マスコミでも最近よく報道されていますが、ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がんや胃十二指腸潰瘍など様々な病気の原因菌である事が判ってきました。「胃十二指腸潰瘍」に対する除菌治療は2000年に保険適用されていたのですが、2013年ようやく「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」に対しても保険適用となりました。これで日本人に大勢いると言われているピロリ菌感染者(約3500万人と考えられています)が保険診療で除菌治療が受けられる時代となり、胃がんや潰瘍の予防に期待が高まっています。
 ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の診断には血液などの検査(ABC検診等)の他、内視鏡検査が必須となります。
 当クリニックではヘリコバクター・ピロリ菌の検査及び治療を積極的に行っていますので、ご希望の方は是非お気軽にご相談下さい。

日帰り大腸ポリープ切除に対応

 大腸ポリープは多くが放置すると将来がん化の可能性を心配しないといけない腫瘍性ポリープです。早期に発見できれば内視鏡下で治療(切除)が可能です。当クリニックでは大腸検査時にポリープがあった場合、その場で同時にポリープ切除術も行う事ができます。基本的には日帰り治療ですので一度に切除可能な病変には制限がありますが、入院せず一回の検査で治療も同時にできますので患者様にとってはメリットが大きいと考えています。
 土曜日も行っておりますので、平日お忙しい方へもお勧めです。お気軽にお問合わせ下さい。

内視鏡挿入性状観測装置(UPD-3/オリンパス)

 大腸カメラ(内視鏡)は痛いという固定概念を持っておられる方も多いと思います。ただこれは内視鏡医の技量にもかなり左右されます。当院では経験豊富な二人の医師(川田、馬越医師)が大腸検査を担当し、「痛くない大腸カメラ」を心掛けています。
 様々な技術や工夫で苦痛を与えないよう検査を行ってますが、さらに今回当院では「内視鏡挿入性状観測装置UPD-3」を導入しました。これにより長い大腸で複雑な屈曲の方や腹部手術後で癒着があり今まで挿入困難と言われていた場合でも、挿入性の向上が図れるようになりました。磁界を利用して内視鏡の挿入時の形が把握できますので、被爆の心配もなくリアルタイムで3次元的にスコープの挿入状態を確認することができます。

他医療機関様へ

 当クリニックでは他医療機関様からの内視鏡検査の御依頼も積極的に承っています。
以下流れに沿って御依頼下さい。

胃内視鏡の場合

当クリニックまでFAXにて連絡をお願いします(事前に専用FAX用紙をお送りします)。
折り返し当クリニック案内地図、検査案内書、検査問診票および同意書をFAXしますので、患者様へお渡し下さい(説明は結構です。患者様自身に目を通して頂き、サインした上で当日当院まで持参して頂きます。説明を希望される方は当日担当医からさせて頂きます)。
当日絶食の上、問診票、同意書持参して当クリニックを受診。検査後は担当医から患者様に結果説明します。
4 紹介施設に結果を郵送します。

大腸内視鏡の場合

当クリニックまでFAXにて連絡をお願いします(事前に専用FAXをお送りします)。
折り返し診察予約表をFAXしますので患者様にお渡し下さい。
診察予約日に当クリニックへ受診頂き、検査について担当医より説明し改めて検査日を予約致します。
4 予約日に検査を行い、当日担当医から患者様に結果説明します。
5 紹介施設に結果を郵送します。